「フックの種類」について

フックには種類があります

「フックには種類がある」…と言っても、金属 や プラスチック といった素材のことではありません。
(素材のことも「種類」と言うので、ややこしいですが…)

フックの種類というのは、「Aフック」「Bフック」の指定のことになり、
それぞれ、レールに引っかける部分から上の生地の長さのパターンを指しています。

※実際は、部品の形状も含めてフックの種類と呼びますが、部品だけを考えるとサイズが合わなくなってしまいます。
そのため、フックの種類は生地の長さを指すと考えていただいた方が間違えにくいです。


例えば、右の図はカーテンを横から見たイメージです。

生地(ブルーの部分とオレンジの部分)の長さが違うのですが、
カーテンの「高さ」は同じです。

フックの、レールに引っかける部分から裾までの長さが同じためです。


「フックの種類」を間違えると、
指定した「高さ」が合っているのに窓に合わない、
ということが起こりますので、充分お気を付けくださいませ。




Aフック(レールが見える仕様)の場合、
お客様指定の注文サイズに加え、
レールに生地がぶつからないように
ほとんど長さを付け足されずに縫製されます。

例)「高さ200cm Aフック」の注文だと、
仕上がったときの生地の総丈は 約201cm になります。
(生地の総丈は注文サイズではありません)

規格サイズのレースカーテンは、Aフックの仕様で
お作りしています。




Bフック(レールを隠す仕様)の場合、
お客様指定の注文サイズに加え、
レールを隠すために、フックを引っかける部分より
上に長めに生地が付け足されて縫製されます。

例)「高さ200cm Bフック」の注文だと、
仕上がったときの生地の総丈は 約204cm になります。
(生地の総丈は注文サイズではありません)

規格サイズの厚地カーテンは、Bフックの仕様で
お作りしています。
(形状記憶加工付きなど一部の厚地カーテンはAフックです)


一部のカーテンレールに使用する場合を除き、
レースカーテンのフックの種類は、Aフックにて使用することが多いです
※カーテンレールの形状が「装飾レール+金属レール」もしくは「シングルの金属レール 正面付け」を
ご利用の場合は、Bフックでも問題ありません。

そのため、レースカーテンのオーダーでBフックをご指定の場合は、
受注をいったん保留状態とした上で、店舗から確認の連絡をすることがありますので予めご了承ください。


Bフックのままで問題ない場合は、ご注文の際の備考欄に
「レースのオーダーはBフックで問題ない」と、ご記入いただけますと幸いです。


レールに合わせて、フックの種類を決めましょう

取り付ける場所のカーテンレールに、近いイメージのイラストのタブをクリックしてください。


二重(ダブル)の金属レール
正面付け

レールが壁に 垂直についていて、
天井まである程度の距離があるタイプです

厚地カーテンをオーダーで指定する場合
厚地カーテンは、レールを隠すように付けるのが一般的なので、Bフック(レールを隠す仕様)にします。
Aフックでもご利用いただけますが、レールが見えてしまうので見た目が少し悪くなります。
レースカーテンをオーダーで指定する場合
レースカーテンは、カーテンレールの金具に当たらないようにAフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックにすると、レールの金具にカーテンが当たってしまい、開け閉めに問題が出てしまいます。
規格サイズ(既製品)をお求めの場合

規格サイズは、原則として
【正面付け】の金属レール二重吊りに合わせて作られています。

そのため、このタイプのレールにご利用になられる場合は、
規格サイズをお求めの際にフックの種類を気にしなくても大丈夫です。

金属レールの二重吊りであっても、レールが天井に直接ついている場合は
注意点が異なりますので、必ず「天井付け」の案内をご確認ください。
二重(ダブル)の金属レール
天井付け

天井に直接、もしくは、カーテンボックスの中や
出窓の中にレールがついているタイプです

厚地カーテンをオーダーで指定する場合
厚地カーテンは、天井に当たらないようにAフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックにすると、天井にカーテンが当たってしまい、開け閉めに問題が出てしまいます。
レースカーテンをオーダーで指定する場合
レースカーテンも、天井に当たらないように、Aフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックにすると、天井にカーテンが当たってしまい、開け閉めに問題が出てしまいます。
規格サイズ(既製品)をお求めの場合

規格サイズのレースカーテンはAフックの仕様ですので、
そのままで問題ありません。

規格サイズの厚地カーテンは、原則としてBフックの仕様で
作られている商品が多いので、そのままでは カーテンが
天井にぶつかってしまいます。

フックを調整してAフックの位置にすることも可能ですが、BフックからAフックに変更すると、
裾が3cm程度 長くなるので、注意が必要です。

二重(ダブル)の装飾レール

機能よりも、レール自体の
見た目を重視したタイプのレールです

厚地カーテンをオーダーで指定する場合
せっかくデザインが良いように作られたレールなので、レールが見えるように、厚地カーテンはAフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックでもご利用いただけますが、レールの金具に当たってカーテンが斜めになってしまい、多少見た目が悪くなります。
レースカーテンをオーダーで指定する場合
せっかくデザインが良いように作られたレールなので、レールが見えるようにレースカーテンもAフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックにすると、レールの金具にカーテンが当たってしまい、開け閉めに問題が出てしまいます。
規格サイズ(既製品)をお求めの場合

規格サイズのレースカーテンはAフックの仕様ですので、
そのままで問題ありません。

規格サイズの厚地カーテンは、原則としてBフックの仕様で
作られている商品が多いので、そのままでは カーテンが
レールにぶつかり、少し見た目が悪くなってしまいます。

フックを調整してAフックの位置にすることも可能ですが、BフックからAフックに変更すると、
裾が3cm程度 長くなるので、注意が必要です。

装飾レール + 金属レール

見え方重視の装飾レールと、
機能重視の金属レールの組み合わせです

厚地カーテンをオーダーで指定する場合
せっかくデザインが良いように作られたレールなので、レールが見えるように、厚地カーテンはAフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックでもご利用いただけますが、レールの金具に当たってカーテンが斜めになってしまい、多少見た目が悪くなります。
レースカーテンをオーダーで指定する場合
レースカーテンは、レールを隠すように付けるのが一般的なので、Bフック(レールを隠す仕様)にします。
Aフックでもご利用いただけますが、レールが見えてしまうので、見た目が少し悪くなります。
「高さ」に ご注意ください

装飾レールと金属レールの組み合わせの場合、レールに段差があることがほとんどです。

従って、注文サイズである「高さ」にも差がでます。

例えば、「高さ」をほぼ同じ
厚地:高さ200cm Aフック
レース:高さ198cm Bフック
のように注文すると、フックの種類が合っていてもレースのほうが長くなってしまいます。

装飾レールと金属レールの組み合わせの場合は、
必ず「厚地用レールのランナーから裾までの長さ」と
「レース用レールのランナーから裾までの長さ」、
それぞれ測って、それぞれに丁度良いサイズにてご注文ください。

規格サイズ(既製品)をお求めの場合

原則として、規格サイズの
厚地カーテンは Bフックの仕様、
レースカーテンは Aフックの仕様
で作られています(一部例外があります)。

フックを調整することで、BからA(裾が3cm程度下がる)
もしくは、AからB(裾が3cm程度上がる)に変更することが
可能ですが、裾の位置が変わるのでご注意ください。

例えば、規格サイズの
厚地:高さ200cm Bフック(仕上がり後の生地の総丈 = 約204cm)
レース:高さ198cm Aフック(仕上がり後の生地の総丈 = 約199cm)
をご注文の場合、フックの位置を調整することで
厚地:高さ203cm Aフック(生地の総丈 = 約204cm)
レース:高さ195cm Bフック(生地の総丈 = 約199cm)
と同等にご利用いただけます。

シングルの金属レール 正面付け

レールが壁に垂直についていて、
天井まである程度の距離があるタイプです

オーダーで指定する場合
カーテンがレールを隠すように付けるのが一般的なので、Bフック(レールを隠す仕様)にします。
Aフックでもご利用いただけますが、レールが見えてしまうので見た目が少し悪くなります。
規格サイズ(既製品)をお求めの場合

規格サイズのレースカーテンを利用する場合はAフックの仕様で
作られていますが、そのままでもご利用いただけます。

フックを調整してBフックの位置にすることも可能ですが、
AフックからBフックに変更すると裾が3cm程度短くなるので、
注意が必要です。

規格サイズの厚地カーテンを利用する場合は、原則としてBフックの仕様で作られている商品が多いので、
そのままで問題ありません。

シングルの金属レール 天井付け

天井に直接、もしくは、カーテンボックスの中や
出窓の中にレールがついているタイプです

オーダーで指定する場合
カーテンが天井に当たらないようにAフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックにすると、天井にカーテンが当たってしまい、開け閉めに問題が出てしまいます。
規格サイズ(既製品)をお求めの場合

規格サイズのレースカーテンを利用する場合は、
Aフックの仕様で作られているので、そのままで問題ありません。

規格サイズの厚地カーテンを利用する場合は、
原則としてBフックの仕様で作られている商品が多いので、
そのままでは カーテンが天井にぶつかってしまいます。

フックを調整してAフックの位置にすることも可能ですが、BフックからAフックに変更すると
裾が3cm程度長くなるので、注意が必要です。

シングルの装飾レール

機能よりもレール自体の
見た目を重視したタイプのレールです

オーダーで指定する場合
せっかくデザインが良いように作られたレールなので、レールが見えるようにAフック(レールが見える仕様)にします。
Bフックもご利用いただけますが、レールの金具に当たってカーテンが斜めになってしまい、多少見た目が悪くなります。
規格サイズ(既製品)をお求めの場合

規格サイズのレースカーテンを利用する場合は、
Aフックの仕様で作られているので、そのままで問題ありません。

規格サイズの厚地カーテンは、原則としてBフックの仕様で
作られている商品が多いので、そのままでは カーテンが
レールにぶつかり、少し見た目が悪くなってしまいます。

フックを調整してAフックの位置にすることも可能ですが、BフックからAフックに変更すると
裾が3cm程度長くなるので、注意が必要です。


フックは全てのカーテンについてきます

写真のようなフックを、
カーテンに挿した状態でお届けします。

規格サイズの場合

商品ごとに決まった種類のフックがついていて、お客様が指定することはできません。

原則として、厚地カーテンはBフック / レースカーテンはAフック がついています。

※厚地カーテンのなかには、Aフック仕様にて販売している商品もあります。
個別には販売ページの説明文をご確認ください。

イージーオーダー / オーダーカーテンの場合

フックの種類(AフックBフック)を自由に指定できます。

※形状記憶加工つきのカーテンを除きます。

付属フックについて

ほとんどのカーテンには、プラスチックの
アジャスター
タイプのフックをつけています。

引っかける部分を動かせるので、
少しだけ高さを調節できます。

一部のアウトレット商品には、
金属フックや、固定式のプラスチックフックを
つけているものもあります。

左の写真のようなリングは、レールの部品になります。
そのため、カーテンには付属していません。


リングランナーのみ
の販売もあります。


アジャスターフックについて

高さがある程度 調節できるフックを、「アジャスターフック」と呼びます。

レールに引っかける部分を移動させることで、カーテン生地を上下に調整できます。

部品はカチカチッと下にずらすと抜けます。
上から差し直して調節してください。


Aフック の場合、
カーテンの生地を
下に約0.5cm~1cm、
上に約0.5cm~4cm、
ずらす調整が可能です。

Bフック の場合、
カーテンの生地を
下に約0.5cm~4cm、
上に約0.5cm~1cm、
ずらす調整が可能です。

アジャスターフックで高さを調整すると、
見た目が悪くなったり、レールの部品にぶつかって動かなくなったり、
思いもしなかったような弊害がでることがあります。
あまり頼りすぎないようにしましょう。