カーテンのヒダやしわをきれいにする方法

届いたカーテンをレールにかけたときに
どうしても気になるのが、たたみシワです。

当店としても、できる限りシワにならないように
丁寧にたたんではいるのですが、どのようなたたみ方をしても、
折り目というのは必ずついてしまうのです…。

弱いシワの場合は1週間ほどで気にならなくなることもありますが、
中にはいつまでたってもシワが取れないものもあると思います。

その場合はアイロンのスチーム(蒸気)を
生地がしっかり濡れるまであてていただくか、
それでも落ちないシワは、スチームをあてながら
アイロンでプレスしてシワを伸ばしてください。

ただし、形状記憶加工や形態安定加工を行っている場合は、
アイロン掛けをすることにより、ヒダの凹凸の形が
とれてしまう可能性がありますのでお気を付けくださいませ。



カーテンの耳や、
生地を2枚以上繋いでいる場合の継ぎ目など、
引き攣れてシワがよっているように見えることがあります。


その場合は、アイロンをかけていただければ
ほとんどの場合、改善されるかと思います。

アイロンがけしても大丈夫かどうかは、
カーテンに縫い付けてある洗濯ネームをご確認くださいませ。



←シワが綺麗に取れても、そもそもカーテンの
プリーツが綺麗に出ていない場合も。


最近のカーテンの生地は、
横方向に強い糸を使っているものが多く、
ヒダが広がりやすくなっています。

昔の生地に比べて、カーテンらしさが
なくなってきているかもしれません。

特に遮光の生地にその傾向が強く、
綺麗なヒダが出にくくなりやすいようです。



ある程度時間がたつことで馴染む場合もありますが、やはり気になることもあると思います。

ご自身でヒダを綺麗にする方法として、一例をご紹介させていただきます。




霧吹きでシャカシャカ…。
シャカシャカ…。シャカシャカシャカ……。

「しっとり」ではなく「たっぷり」濡らすのは
結構時間がかかります。


面倒な場合は、大きな入れ物に水を張って、
カーテンを丸ごと浸けてしまうのも
ひとつの手です。

でも、水が床に垂れますのでご注意ください。

※カーテンは軽く絞るだけにしてください。
強く絞ると、シワが付く可能性があります。


ヒダ山(裏にフックを付ける場所)に合わせて
カーテンを畳んでください。
(屏風のように山折り・谷折りします)

レールに吊るしたままの方がやりやすいかもしれません。


図のように畳んだまま、レールに吊るし、
軽くヒモで縛って崩れないようにします。
(キッチリ縛ると、縛った跡もついてしまいますので、
ヒモが落ちない程度に軽く)


冬場などは乾きにくいですが、一日程度吊るしていただければ
ある程度、生地が湿ったままでもヒモをほどいて大丈夫です。