カーテンの丈つめ講座



引っ越してみたらカーテンが長すぎる!

既製品のカーテンを買ったら長かった!

いろいろな理由でカーテンの高さを短くしたいという方のために、
ご家庭でできるカーテンの丈つめ方法を解説いたします。

ちなみに当店の自社工場では、専用の設備が整っていますので、この方法で丈つめはいたしません。
ご家庭で簡単にできるように考えました。


必要な道具 ・はさみ
・ものさし
・マジック または チャコペン
・安全ピン
・(必要なら)まち針
・ミシン

位置を決めてカットする

A:裾の位置決め

カーテンをレールにかけ、どの位置まで丈つめするか決めて印をつけます。

生地の裏なのでマジックでもOKですが、
薄い生地やレースの場合は、チャコペンなどを利用しましょう。

また、サイズによっては印をつける前に裾をほどいてください。

B:カットする位置決め

縫い代分の長さも必要になるので、カットする位置にも目印をつけます。

カーテンをレールからはずして、最初につけた印から10cm下側の位置にカット用の印をつけましょう。


次に、裾と並行に切ることができるように印を増やしていきます。
それぞれの印の間隔は15cm程度で大丈夫だと思います。

最初のカット用の目印から生地の一番下まで何cmあるか測って、
同じ距離の位置に2番目の印をつけると良いと思います。

C:生地をカット

印に合わせて生地をカットします。

できるだけまっすぐになるようにハサミを入れてください。

縫うための位置あわせをする

カットした位置から10cm上の位置に、
安全ピンで印をつけます。

安全ピンの位置で、生地を折り返して裾にするので、
できるだけ真っ直ぐな一列になるように付けていきます。

安全ピンは、あとで取り外せるように
生地の表側から刺しましょう。

生地を2cmだけ内側に折り込んで、縫製します。

本当は、縫い跡もまっすぐなのが理想ですが、
少々縫う位置がずれても、
安全ピンの位置をしっかり決めて
真っ直ぐ折り返してから縫っていれば、
けっこう綺麗に仕上がります。
(安全ピンの位置が一番のポイントです)

実際に縫製してみましょう

あせらず、ゆっくり丁寧に!

ちなみに店長の私はミシンが苦手なので、
工場のプロに縫製してもらいました。

出来上がり

糸の色は、生地に近い色にしましょう。
迷ったらできるだけ薄い色にしてください。


いかがでしたでしょうか。

完璧なマニュアルとまではいかないかも知れませんが、お役に立てていただければ光栄です。


すそ直しテープもあります

ミシンを持っていない、もしくは苦手な方のために、
お手軽にアイロンで丈つめが出来る「すそ直しテープ」も販売しています。

縫った場合に比べると強度は落ちますが、よろしければご利用くださいませ。

すそ直しテープの販売ページはこちら